エンベデッドシステムスペシャリスト
午後対策コース
講師:久保 幸夫
profile
鉄道会社系のエンジニアリング会社を経て、講師活動を開始。
エンベデッド(組み込み)、ネットワーク系に強く、これらの分野を中心に、
試験対策講座や技術教育、執筆活動を行っている。
はじめまして、
エンベデッドシステムスペシャリスト試験対策担当の久保幸夫です。
よろしくお願いします。
エンベデッドシステム(組み込みシステム)の開発は、ソフトウェアとハードウェアにまたがりますので、双方の知識が求められます。
組み込みソフトウェアに関する専門知識に加え、システムに最適化したハードウェアを実現するために、コンピュータのアーキテクチャの知識に加え、インタフェースの知識やセンサーやアクチュエータの知識が必要です。
当然ながら、これらはES試験の出題範囲であり、特に、午前IIの問題では、組み込みシステムのハードウェアに関することが多く出題されます。
今回の講座は午後が中心ですので、ハードウェア分野が不得意な人は、午前IIの得点不足にならないように基礎的な知識を習得してください。
午後Iや午後IIの試験では、長い問題文や図表からシステムの仕様や要件、制約を手早くつかみ、それらを考慮した上での、システムの検討や設計をテーマとした問題が出題されます。
組み込みシステムには、要求された機能を実現することに加え、リアルタイム性が要求されることがほとんどです。
それ以外にも、信頼性、安全性、耐環境性、経済性(コスト要件)、開発期限といった、数々の要件や制約を考慮することも必要です。
また、設計だけではなく各種のテストや不具合対策も重要なテーマです。
たとえば、ソフトウェアのロジックは合っているが、マルチタスク環境で他のタスクと同時に実行させた場合に、リソースの競合などにより不具合が出る場合があります。
さらに、ハードウェアが絡むと、机上での検討やシミュレーションでは問題がなくても、制御対象が電気的、物理的現象を伴う場合、実機では数々の不具合が出る場合もあります。
これらの、組み込みシステム独特とも言える不具合の発生とその対策も重要テーマです。
講座では、過去のME(マイコン応用システムエンジニア)試験やテクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)試験を含めて、午後の問題の重要テーマや解答の勘所などについて解説しながら、演習を行い午後の得点力アップを図っていきたいと思います。
なお、冒頭でも解説しましたように、組み込みシステムには、ハードウェアとソフトウェアの双方の幅広い知識が求められます。
個人差もあるかと思いますが、3回の講座を聞くだけでは、合格レベルに達するのは厳しいかと思われます。
1回目講座では、午後のES専門知識の重要ポイントについて解説しますが、それだけでは不十分です。
できれば1回目の講座が始まる前までに、基本的な専門知識のINPUTを必要に応じて行い、午前I、午前IIともに6割以上解答できるように対策をお願いいたします。
続く2回目、3回目の講座では、ある程度の専門知識を有することを前提に、午後の問題で得点力を高めるための、OUTPUT中心の講座を行う予定です。