ITパスポート

ITパスポートは独学で取得できる?必要な学習時間やおすすめテキスト・通信教育も

ITパスポート試験は、ITを活用する社会人・学生が身につけておくべきITの基礎知識を認定する国家試験です。ITパスポートの取得を推奨する会社や学校も年々増えています。

「ITパスポートを取得したいけど、独学で合格できるかどうかわからない」

「独学でITパスポートを取得するにはどれくらいの学習時間が必要なのか」

「ITパスポートの取得は独学と通信教育のどちらがよいのか」

「ITパスポートの学習におすすめのテキストや通信教育が知りたい!」

そのような疑問をお持ちの方のために、本記事では、ITパスポートを独学で取得するために必要な学習環境や学習時間についてご紹介しています。

また、最新の出題範囲に対応したおすすめのテキストや通信教育もご紹介していますので、ぜひ最後までお読みください。

ITパスポートは独学で取得できる?

ITパスポートは独学での取得が可能です。

ITパスポート試験の出題形式は全て四肢択一式で、自由記述はありません。

合格基準は総合評価点1000点中600点以上、かつ出題範囲のストラテジ系(経営全般)・マネジメント系(IT管理)・テクノロジ系(IT技術)の分野別評価点もそれぞれ300点以上取る必要があります。

とはいえ、どの分野も基礎知識を問うものであるため、計画的に学習すれば独学でも合格できます。

参考:【ITパスポート試験】情報処理推進機構

ただし、初学者が独学で合格できるレベルの知識を身につけるには、個人に合った学習環境と学習時間が必要です。そのため、自分に合った教材を選んだり、計画的に学習を進めたりなどの自己管理能力が重要になります

ITパスポートを独学で取得してみようか迷っている方は、このあとに紹介する必要な学習時間やおすすめのテキストも参考にしてみてください。

ITパスポートを独学で取得するために必要な期間や学習時間

ITパスポートを独学で取得するために必要な学習時間は、100時間程度とされています。ただし、ITやビジネスの知識がベースにあるかどうかで、この学習時間は大きく変わってくるでしょう。

短い人で20時間程度、長い人で180時間程度かかる場合もあり、教材との相性や学習環境によっても差がでてきます。

100時間程度の学習をするためには、1日3時間の学習時間で、2?3ヵ月程度の期間を見込む必要があります。時間に余裕があり、これよりさらに学習時間を確保できる方であれば、より短い期間で学習を進められるでしょう。

ひととおりの学習が終わったあとは、確実に合格するために、練習問題や模擬試験を繰り返すことで知識を定着させることも重要です。

まずは、いつまでに資格を取得したいのか?という目標を立て、計画的に一歩一歩その目標を達成することが大切です。計画を立てなければ、時間はどんどん過ぎてしまいます。細分化した目標を立て、計画的に進めていく必要があります。

ITパスポートを独学で取得するために必要な学習時間を見て、これくらいならばまずは独学でやってみようと勇気が出た方もいるかもしれません。そうした方に向けて、記事の最後にはおすすめのテキストを紹介します。ぜひご覧ください。

また、自己管理能力に自信がない方は、通信教育を利用するという学習方法もあります

独学か通信教育のどちらがいいか、まだ迷っている方に向けて、双方のメリットと注意点についても紹介していきます。

ITパスポートの取得には独学と通信教育のどちらがいい?

独学と通信教育はそれぞれメリット・注意点が異なります。どちらの方法でITパスポートを取得するかは、個人の学習スタイルや目標によって決めるといいでしょう。

自己管理ができる方や、自分で理解を深める時間を作れる方は独学でも合格を狙うことができます。一方で、自己管理が苦手な方は通信教育の受講がおすすめです。

以下に、独学と通信教育、それぞれのメリットと注意点をご紹介します。

独学のメリットと注意点

ITパスポートを独学で取得するメリットとしては、以下の項目が挙げられます。

自分のペースや好きな学習スタイルで学習できる点は、やはり最大のメリットです。

学習するトピックを自分の意思で完全にコントロールできるため、事前のIT知識量に応じて取捨選択しながら学習を進めることで、コストも抑えられるでしょう。

「図解が多いテキストのほうがいい」「演習問題が多く必要だ」など、テキストやその他の学習教材も自分のニーズに合わせて選択可能なため、自分の学習スタイルを把握できる方には特に向いています。

一方で、ITパスポートを独学で取得する際の注意点としては、以下の項目が挙げられます。

2点目の「教材で不明点があったときに自力で解決する必要がある」については、周りに質問できる人がいれば問題はありませんが、そうではない環境の方もいると思います。不明点を質問して解決できるかどうかは、学習モチベーションの維持にも大きく影響します。また、自力で解決したと思っていた知識が本当に正しいかどうかの判断も難しいでしょう。

これらの懸念がある方は、通信教育の受講も検討してみる必要があるかもしれません。

通信教育のメリットと注意点

ITパスポートを通信教育で取得するメリットとしては、以下の項目が挙げられます。

通信教育を活用することによって、自己管理能力に自信がない方でもモチベーションを維持し、学習を進められることが最大のメリットです。

合格に必要な範囲を正確に把握している専門家によって整備されているカリキュラムや、充実した教材を使用して学習できます。

不明点があれば経験豊富な講師とコミュニケーションを取りながら学習できたり、スケジュールを管理してもらいながら一定のサイクルで学習を進められる点も、独学にはないメリットです。

一方、ITパスポートを通信教育で取得する際の注意点としては、以下の項目が挙げられます。

通信教育は、合格に必要な教材やサービスを包括的に販売していることが多く、すでに知っている知識など自分にとって不要な教材・サービスに対して不要なコストがかかることがあります。

また、通信教育によっては好きな時間に取り組めるものもありますが、半年?1年間など大まかな受講期間が決まっていることが多いです。

独学であれば上記のような懸念はないため、コストを抑えて自由な時間に学習できます。

ITパスポートに合格するための学習方法

ここまでITパスポートを独学で取得するために必要な学習環境や学習時間、独学と通信教育のメリットと注意点について紹介してきました。

どちらの場合においても、ITパスポート試験に合格するためにやるべき学習方法は変わりません。基本的には以下の学習方法を実践することになるでしょう。

  1. 教材を用いて出題範囲の知識を身につける
  2. 演習問題などを繰り返し解き、試験形式に慣れる

必要な知識を身につけ、問題を繰り返し解いていく学習方法を独学でおこなうか、通信教育でおこなうかは個々人の学習スタイルや目標に応じて検討する必要があります。

また、どちらの場合も自分に合った教材やサービスの選択は不可欠です。

自分に合った教材やサービスを検討するにあたって、ここでは、独学におすすめのテキスト・本や、自己管理が苦手な方におすすめの通信教育をご紹介します。

独学のニーズごとにおすすめのテキスト・本

ITパスポート試験対策を独学でおこなう際の教材を選定するにあたって必要なことは、自分のニーズを把握することです。

「出題範囲の知識を着実に身につけるために、わかりやすいテキストで学習したい」

「演習問題で効率的に試験対策をおこないたい」

上記それぞれのニーズに応じて、選ぶテキストは変わってきます。

ここでは、ITパスポートを独学で取得するためにおすすめのテキスト・本を、ニーズに沿って紹介します。

IT初学者におすすめ「わかりやすい!IT基礎入門 第3版」

IT初学者が独学でITパスポート試験の学習をする際につまずきやすいポイントとして、「専門用語がイメージしにくい」「重要なポイントがわかりにくい」という点が挙げられます。この教材は、わかりやすいイラストとやさしい言葉で、IT知識をイチから学べる内容となっています。ITを初めて学ぶ方や、基礎から丁寧に学習したい方にぴったりの書籍です。

わかりやすい! IT基礎入門 第3版

ポイントを絞って演習を解きたい方におすすめ「ITパスポート試験対策書 第6版」

ITパスポートを独学で取得するにあたっての教材選びの重要なポイントの1つとして、最新の試験内容・出題範囲に対応しているかどうかがあります。ITを活用する社会人・学生が身につけておくべきITの基礎知識は年々変化しているため、ITパスポートの試験内容・出題範囲もそれに応じて改訂がおこなわれています。この教材は最新の試験内容・出題範囲であるシラバスVer.6.0に完全対応している点も特長です。不得意分野の要点確認や、繰り返しの演習での苦手克服、そして試験直前の総仕上げがしたいときにも最適な1冊です。

ITパスポート 試験対策書 第6版

自己管理が苦手な方におすすめの通信教育

通信教育で学習を進めるにあたって必要なことは、自分の目的が達成できる内容を選定することです。

「事前知識が少ないため、質問ができる環境で全体の学習をしたい」

「独学で知識は身につけたけれど、アウトプットが足りていない」

「本番同様の模擬試験を受験したい」

など、それぞれの目的に特化した通信教育を選ぶことで、効率的に学習をおこなえます。

ここでは、ITパスポートを独学で取得するためにおすすめの通信教育を、ニーズに沿って紹介します。

試験範囲全体を学習したい方におすすめ「2023 ITパスポート スタンダードコース」

IT初学者で何から手を付ければいいのかわからない方でも、出題範囲全てを網羅した体系的な学習が可能です。このコースでは書籍もサービスに含まれており、書籍とe-learningを組み合わせることで、インプット学習とアウトプット学習の双方を効率よく実施できます。書籍や通信教材で疑問があれば講師に質問もでき、通信教育の利点を最大限得られます。

2023 ITパスポート スタンダードコース

問題を解いてアウトプットしたい方におすすめ「2023 ITパスポート プラクティスコース」

書籍などでひととおりの学習は済ませており、アウトプット学習を繰り返しおこないたい方におすすめの問題演習が中心のコースです。演習問題だけではなく解説動画も含まれているため、自分の苦手分野や知識が不足している部分を、繰り返し重点的に学習できます。Web完結型のため、場所を選ばずにアウトプット学習ができます。

2023 ITパスポート プラクティスコース

学習成果をチェックしたい方におすすめ「2022 ITパスポート 模擬試験 シラバスVer.6.0対応 (WEB版)」

試験前に学習の成果をチェックしたい方におすすめの模擬試験です。自分のタイミングで受験できるため、本試験前に活用することで弱点を見つけて克服できます。本番前の予行練習にも最適です。

2022 ITパスポート 模擬試験 シラバスVer.6.0対応 (WEB版)

まとめ:ITパスポートは独学で取得可能!自分に合った学習方法を見つけましょう

今回は、ITパスポートを独学で取得するために必要な学習環境や学習時間、おすすめのテキストや通信教育などをご紹介しました。

ITパスポートの取得を独学でおこなうか、通信教育でおこなうかは、個人の学習スタイルや目標によって異なります。どちらの方法を選択するにしても、ITパスポート試験に1回で合格できるよう、網羅的かつ充実した知識の土台を築くことが大切です。そのためにも、自分の目標や学習スタイルを理解し、自分に合った教材を選定していきましょう

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