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【IT技術者のスキル向上にiコンピテンシディクショナリ活用】

 日頃、皆さんのスキル向上はどのように行っていますか?教育機関や企業内研修だろうか。

IT人材白書2016」ではスキルアップは「個人負担で」9割を超える方が雑誌や書籍等での独学などで自己研鑽をしているという調査結果である。

 また、IT技術者個人に対してこのようなコメントが出ている。
「IoT※1」や人工知能を始めとした急激な技術・データ革新が起きている今、自己研鑽しないと未来はない。
時代の潮流に敏感な専門分野の人材は、まさに自己研鑽を継続している。自己研鑽こそ自分自身を高め、プライドを生む。
自己の枠を壊し多様な人材と交わることを恐れるな。活躍の場は無限に拡がる。

 日頃の仕事に忙殺され自己研鑽など余裕がない、何をどのように学ぶかわからないなどと意見はあると思う。今回のコラムではその一助となるだろうiCD(iコンピテンシディクショナリ)(※2)を紹介する。

 2016年6月6日に最新バージョンの「iCD2016」がIPA(情報処理推進機構)より公開された。
iCDは、企業においてITを利活用するビジネスに求められる業務(タスク)と、それを支えるIT人材の能力やスキルを「タスクディクショナリ」※3、「スキルディクショナリ」として体系化したもので企業の経営戦略などの目的に応じた人材育成に利用できる。(IPAの「iコンピテンシディクショナリ概要より」)
 本コラムではIT技術者個人のスキルアップに効果のあるスキルディクショナリについて説明する。タスクディクショナリなどiCDの詳細を理解したい場合はIPAのサイトより検索してほしい。

 「スキルディクショナリ」は、iコンピテンシディクショナリで新たに設定したものである。スキルディクショナリは、IT技術者個人が、スキルディクショナリからスキル項目を選択して、現状把握やスキル向上目標を設定するために利用することを想定している。
 さらに、タスクディクショナリとの連係情報を利用して、そのスキルが、どのタスクの遂行に有効なのかを判断する使い方もできる。
 教育機関では、スキルのデータを実施する教育メニューと結びつけるなどの使い方が考えられる。
「スキルディクショナリ」は、スキルに着目して育成活動を進めることができるように、スキルディクショナリ単独で利活用できる構造になっている。
 情報処理技術者試験をはじめとする各種資格・認定試験、および学校関係や教育事業者のカリキュラムと結びつけた利用を想定している。
スキルディクショナリは、スキル標準、情報処理技術者試験の知識項目例や主要知識体系を参照元とし、IT関連業務の遂行に必要なスキル・知識項目を集約し一覧化している。

◆スキルディクショナリの構成

 スキルディクショナリは、スキルの特性に基づき「メソドロジ」、「テクノロジ」、「関連知識」、「ITヒューマンスキル」の4つのカテゴリに分類されている。
メソドロジ、テクノロジ、関連知識の3カテゴリは、スキル標準、CCSF(追補版)、その他主要知識体系などを参照元とする知識項目を集約したものである。
 ITヒューマンスキルは、企業・組織がITに関するタスクを実行する際に必要となるヒューマンスキルをビジネスの内容、組織風土や環境などに基づいて設定する際の参照モデルとして、次の資料を参考にまとめたものである。

◆コンピテンシディクショナリの個人での利活用例

iコンピテンシディクショナリを個人(学生などを含むIT技術者)が利活用する際の目的の例を次に示す。

  • IT関連スキルの把握
  • 自らが保有するスキル(領域)と熟達度の把握
  • 各スキルの活用場面の理解、就業を希望する仕事に必要なスキルの把握
  • 目標とするスキル、その習得手段、到達確認の手段(資格、試験など)の明確化等

 これらの目的を実現するために、スキルディクショナリを新設したことで、個人による利活用の範囲が広がった。
スキルディクショナリはタスクディクショナリと連係した利用も可能だが、単独での利活用ができるように設計されており、スキルに着目したIT人材育成や自己研鑽を図ることができる。
 また、スキルディクショナリとタスクディクショナリとの連係を応用して、「保有しているスキルや向上しようとしているスキルが、どういった種類のタスクの遂行力を高めることにつながるか」を類推する素材として利用することができる。

 iCDでは利用者の利便性向上を目的に「iコンピテンシディクショナリ活用システム」を公開している。
活用システムはASPで提供され、企業や組織などがIT人材の育成を検討する際、企業戦略や事業計画に基づき、必要なタスクをタスク一覧から取捨選択することにより、組織機能や人材の役割を定義するための自タスクを策定することができる。
 また、自社独自のタスクを追加や修正するなどカスタマイズができる。このシステムではIT技術者のタスク/スキルレベルを自己診断することができ、自動集計することにより自組織のタスク/スキルレベルの状況把握や育成のPDCAに活用することができる。
 自タスク策定のためにタスク一覧からタスクを取捨選択する際に、タスクの理解を助けるための参考情報としてタスクプロフィール(※4)を利用することができる。
 また、ビジネス環境の変化などにより新たな人材の役割が必要となるため、関連団体でも検討しており成果は順次公開される予定である。公開される内容に至っては、今後iCDスキルに見られる各個人のレベル感を学ぶことが必要である。

 今後の期待としては、タスクレベル向上、IT技術者や学生のスキルアップを支援する育成の仕組みの拡充、教育ベンダーや教育機関などとの連携により教育検索や教育紹介サイトも組み込まれている。是非、皆さんのスキルアップに活用してほしい。

執筆者『福嶋 義弘(ふくしま よしひろ)氏』プロフィール

【略歴】
・昭和53年 日本電気ソフトウェア株式会社(現NECソリューションイノベータ株式会社)入社
・基本ソフト(コンパイラ)開発を担当
・昭和61年教育部門へ異動、それ以降教育、人材育成業務を担当
・ITトレーニングセンター長を務め2013年12月に定年
・現在iコンピテンシ・ディクショナリ活用システム構築に携わる一方、株式会社アイテックの顧問に就任
【実績】
・ITSS(経済産業省 ITスキル標準)を社内の人事制度、人材育成制度に導入。業界では先進事例として注目された。その中心メンバーとして活動。その後は、高度IT人材育成のため、経産省各種委員会、産学連携、特定非営利法人 スキル標準ユーザー協会(SS-UG)などで推進活動を行っている 
・2006年4月~2015年3月産業技術大学院大学 客員教授委嘱
・SS-UG(スキル標準ユーザー協会) 理事、認定ITSSシニアコンサルタント
・IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)主催 ITSSエデュケーションプロフェッショナルコミュニティ副主査
・IIBA 日本支部 代表理事(2008年12月~2012年12月、2015年1月~)
・JISA(一般社団法人情報サービス産業協会)
平成26年度市場創出チャレンジ委員会イノベーション人材部会部会長
・東京都ベンチャー企業大賞審査員 など


※1:IoT
コンピュータなどの情報・通信機器だけでなく、世の中に存在する様々な物体(モノ)に通信機能を持たせ、インターネットに接続し、相互に通信することにより、自動認識や自動制御、遠隔計測などを行うこと。


※2:iCD(iコンピテンシディクショナリ)
企業においてITを利活用するビジネスに求められる業務(タスク)と、それを支えるIT人材の能力や素養(スキル)を「タスクディクショナリ」、「スキルディクショナリ」として体系化(したもの。
企業は経営戦略などの目的に応じた人材育成に利用することが出来ることをいう。


※3:タスクディクショナリ
企業においてITを利活用するビジネスに求められる業務(タスク)の件を表している。
アイコンピテンシーディクショナリーの中で、二つ分野の内「タスクディクショナリ」は、タスク3階層と評価項目(約2,600項目)の軽4階層で構成されている。
人材育成の推進において重要な位置づけと考えており、どのような企業・組織でも利活用が可能となるように広範囲で網羅的なタスク群を提供している。


※4:タスクスケジュール
タスクディクショナリの把握と活用(タスクの選択、役割の定義など)のためのコンテンツ

<補足>
「スキルディクショナリ」はスキル3階層と知識項目(約9,500項目)の計4階層で構成。IT技術者個人が、スキルディクショナリからスキル項目を選択して、現状把握やスキル向上目標を設定するために利用することを想定している。

引用・参考IPA データ(アイコンピテンシーディクショナリー資料参考)

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