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─ 華甲放浪記 ─  第二回(全四回)

2017年9月12日

その三体の本尊はそれぞれ、お釈迦様は過去、観音様は現在、弥勒様は未来を現している。つまり、「過去」「現代」「未来」三世にわたり衆生を救うことを現しているのである。それぞれの由来は、お釈迦様は二千五百年前のインドで悟りをひらかれ仏になったため過去を現す。観音様は、観音とは音を観るということで、いまの衆生の音(思い、願い、心)を観て、求めに応じ変化身になりし、救済するため現在を現す。弥勒様は、お釈迦様の没後五十六億七千万年とはるか未来に仏様になるといわれているため未来を現す。

蔵王権現は、秘仏で本来は公開されていない。平成31年着工の国宝 仁王門大修理勧進のため平成24年より10年間、一定期間開帳されているので ある(今年の春期は4月1日~5月7日に開帳された)。また、開帳に合わせ吉野の旅館組合が宿泊者対象に夜間拝観を実施している。

20時より参拝者が蔵王堂に入り扉を閉ざし法要、法話を受ける。山伏・修験道の本尊なので法要は法螺貝で始まり、法螺貝で終わる。「声明と闇夜に浮かぶ蔵王権現」なんとも幻想的、そして7メートル以上の権現像は存在感があった。雑踏を離れ蔵王堂の厳粛な雰囲気の中で声明を聴き、気が引き締まるとともに、良いリフレッシュとなった。翌日6時からの読経にも参加した。権現様も大修理 勧進のための資金集めに使われるとは思ってみなかったであろう。

(第三回へ続く)

執筆者『福嶋 義弘(ふくしま よしひろ)氏』プロフィール

【略歴】
・昭和53年 日本電気ソフトウェア株式会社(現NECソリューションイノベータ株式会社)入社
・基本ソフト(コンパイラ)開発を担当
・昭和61年教育部門へ異動、それ以降教育、人材育成業務を担当
・ITトレーニングセンター長を務め2013年12月に定年
・現在iコンピテンシ・ディクショナリ活用システム構築に携わる一方、株式会社アイテックの顧問に就任

【実績】
・ITSS(経済産業省 ITスキル標準)を社内の人事制度、人材育成制度に導入。業界では先進事例として注目された。その中心メンバーとして活動。その後は、高度IT人材育成のため、経産省各種委員会、産学連携、特定非営利法人 スキル標準ユーザー協会(SS-UG)などで推進活動を行っている 
・2006年4月~2015年3月産業技術大学院大学 客員教授委嘱
・SS-UG(スキル標準ユーザー協会) 理事、認定ITSSシニアコンサルタント
・IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)主催 ITSSエデュケーションプロフェッショナルコミュニティ副主査
・IIBA 日本支部 代表理事(2008年12月~2012年12月、2015年1月~)
・JISA(一般社団法人情報サービス産業協会)
平成26年度市場創出チャレンジ委員会イノベーション人材部会部会長
・東京都ベンチャー企業大賞審査員 など

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