アイテック公式ブログ

─ 華甲放浪記 ─  第三回(全四回)

2017年9月19日

金峯山寺元山主の遺訓法話より

「忘れて、捨てて、離れて、恕して、悦べ」

  •  「忘れて」とは、とにかく嫌なことは忘れることである。日本人の好きな花に桜がある。華やかな桜であるが、人気の一つに散り際のいさぎよさがある。日本人の心情にあっている花なのである。「水に流す」なども日本社会独特なものである。
  •  「捨てる」とは、過度の執着心は持たないことである。欲望はどこまで行ってもきりのないものだ。ある程度の欲は必要、良い加減で切りをつけなければいけない。
  •  「離れて」とは、文字通り離れて物事を見るということである。「山に入りては山を見ず」山の中に入ってしまうと山の姿が見えず、方角が判らず進路を迷うことになる。夢中になって闇雲に前進するばかりが能ではない。時には立ち止まり周囲を見る余裕が欲しい。
  •  「恕して」の恕は、ゆるすと読む。相手をゆるす、思いやる、いつくしむ、あわれむなどの意味がある。思いやってゆるすということは、人間だけがなし得る崇高な精神活動である。
  •  「悦べ」の悦は、よろこびと読む。心のわだかまりを取り去ること、よろこぶ、楽しむなどの意がある。

嫌なことや恨み憎しみは忘れ、捨て、離れ、恕して心のわだかまりを洗い流し、さっぱりとした心境でいたいものである。

(第四回へ続く)

執筆者『福嶋 義弘(ふくしま よしひろ)氏』プロフィール

【略歴】
・昭和53年 日本電気ソフトウェア株式会社(現NECソリューションイノベータ株式会社)入社
・基本ソフト(コンパイラ)開発を担当
・昭和61年教育部門へ異動、それ以降教育、人材育成業務を担当
・ITトレーニングセンター長を務め2013年12月に定年
・現在iコンピテンシ・ディクショナリ活用システム構築に携わる一方、株式会社アイテックの顧問に就任

【実績】
・ITSS(経済産業省 ITスキル標準)を社内の人事制度、人材育成制度に導入。業界では先進事例として注目された。その中心メンバーとして活動。その後は、高度IT人材育成のため、経産省各種委員会、産学連携、特定非営利法人 スキル標準ユーザー協会(SS-UG)などで推進活動を行っている 
・2006年4月~2015年3月産業技術大学院大学 客員教授委嘱
・SS-UG(スキル標準ユーザー協会) 理事、認定ITSSシニアコンサルタント
・IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)主催 ITSSエデュケーションプロフェッショナルコミュニティ副主査
・IIBA 日本支部 代表理事(2008年12月~2012年12月、2015年1月~)
・JISA(一般社団法人情報サービス産業協会)
平成26年度市場創出チャレンジ委員会イノベーション人材部会部会長
・東京都ベンチャー企業大賞審査員 など

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