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ネットワークスペシャリスト試験とは?難易度、必要な勉強時間・方法まで解説

ネットワークスペシャリストの概要

目次

ネットワークスペシャリストとは?

ネットワーク社会を担う花形エンジニア

ネットワークエンジニアやインフラ系エンジニアを目指す方におすすめ!
ネットワークの固有技術からサービス動向まで幅広く精通し、目的に適合した大規模かつ堅牢なネットワークシステムを構築し運用できるネットワークエンジニアやインフラ系エンジニアを目指す方に最適です。

【対象者像】

高度IT人材として確立した専門分野をもち、ネットワークに関係する固有技術を活用し、最適な情報システム基盤の企画・要件定義・開発・運用・保守において中心的な役割を果たすとともに、固有技術の専門家として、情報セキュリティを含む情報システムの企画・要件定義・開発・運用・保守への技術支援を行う者

詳細はIPAのサイトを参考ください

受験するメリット

  • ITの基礎的な知識・技能が備わっていることの証明になる

    情報処理の資格を重要視する企業は多く、実力だけではなく資格のあるシステムエンジニアは就職・転職は有利になります。
  • 国家試験等の一部免除、公的制度の応募資格・募集条件など

    情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験の合格者は、他の国家試験(中小企業診断士試験、弁理士試験、技術士試験)、ITコーディネータ試験の一部免除が受けられます。
    ※最新の情報、詳細につきましては、各試験のホームページ等でご確認ください。

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どんな人が受験している?

IT業界でキャリアアップ、次のステップへ転職したい方

一番はやはりこの理由が圧倒的大多数を占めます。
そのため、受験者層も比較的若い方が多く統計資料によると受験した人の平均年齢は約37歳くらいです。多くの人がキャリアのステップアップ等に受験しているということが分かるのではないでしょうか。エンジニアとして経験を積んできた方の、これまでの実力の証明にもつながると言えます。

試験内容、試験範囲、配点割合

試験内容

  • 午前1試験について

    試験時間50分。四肢択一式(マークシート使用)で30問出題され全問解答。情報処理技術者試験制度におけるスキルレベル3(応用情報技術者試験(AP)の午前の部とほぼ同程度である)に相当する、テクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系の3分野の知識が問われる。なお、試験問題は同時間に開催される高度情報処理技術者試験の午前I試験と共通であり、経営戦略や企業活動、プロジェクトマネジメントなどを含むネットワークに限定しない広範な知識分野の問題が出題される。
  • 午前2試験について

    試験時間40分。四肢択一式(マークシート使用)で25問出題され全問解答。コンピュータ構成要素並びにシステム構成要素およびこれを用いる業務におけるセキュリティ管理に関する専門的知識が問われる。

    出題対象となる範囲としては、情報セキュリティおよびコンピュータネットワークに関する領域が重点分野(情報処理技術者試験制度におけるスキルレベル4に相当する)となるが、関連領域であるデータベース、開発技術、ITサービスマネジメントもスキルレベル3相当の扱いで含まれる。
  • 午後1・2試験について

    午後I試験は試験時間90分。記述式で中規模の問題が3問出題され、2問を選択して解答。午後II試験は試験時間120分。記述式で事例解析問題が2問出題され、1問を選択して解答。両試験の出題範囲は一括して次のとおり公表されており、どの項目がどちらの試験に出題されるかは規定されていない。

試験範囲

午前1の出題範囲

応用情報技術者試験の午前試験の出題範囲と同様

午前2の出題範囲

テクノロジ系

3.コンピュータ構成要素
プロセッサ・メモリ・バス・入出力デバイス・入出力装置
4.システム構成要素
システムの構成・システムの評価指標
10.ネットワーク
ネットワーク方式・データ通信と制御・通信プロトコル・ネットワーク管理・ネットワーク応用
11.セキュリティ
情報セキュリティ・情報セキュリティ管理・セキュリティ技術評価・情報セキュリティ対策・セキュリティ実装技術
12.システム開発技術
システム要件定義・システム方式設・ソフトウェア要件定義・ソフトウェア方式設計・ソフトウェア詳細設計・ソフトウェア構築・ソフトウェア結合・ソフトウェア適格性確認テスト・システム結合・システム適格性確認テスト・導・受入れ支援・保守・廃棄
13.ソフトウェア開発管理技術
開発プロセス手法・>知的財産適用管理・開発環境管・構成管理・変更管理

午後の出題範囲

1. ネットワークシステムの企画・要件定義・設計・構築に関すること
ネットワークシステムの要求分析,論理設計,物理設計,信頼性設計,性能設計,セキュリティ設計,アドレス設計,運用設計,インプリメンテーション,テスト,移行,評価(性能,信頼性,品質,経済性ほか),改善提案 など
2. ネットワークシステムの運用・保守に関すること
ネットワーク監視,バックアップ,リカバリ,構成管理,セキュリティ管理 など
3. ネットワーク技術に関すること
ネットワークシステムの構成技術,トラフィック制御に関する技術,待ち行列理論,セキュリティ技術,信頼性設計,符号化・データ伝送技術,ネットワーク仮想化技術,無線LAN技術 など
4. ネットワークサービス活用に関すること
市場で実現している,又は実現しつつある各種ネットワークサービスの利用技術,評価技術及び現行システムからの移行技術 など
5. ネットワークアプリケーション技術に関すること
電子メール,ファイル転送,Web技術,コンテンツ配信,IoT/M2M など
6. ネットワーク関連法規・標準に関すること
ネットワーク関連法規,ネットワークに関する国内・国際標準及びその他規格 など

試験時間・出題形式・出題数・解答数

時間区分 試験時間 出題形式 出題数 / 解答数
午前1 50分 多肢選択式(四肢択一) 30問 / 30問
午前2 40分 多肢選択式(四肢択一) 25問 / 25問
午後1 90分 記述式 3問 / 2問
午後2 120分 記述式 2問 / 1問

配点割合

時間区分 配点 基準点 問番号 解答数 配点割合
午前1 100点満点 60点 1~30 30 各 3.4点
午前2 100点満点 60点 1~25 25 各 4点
午後1 100点満点 60点 1~3 2 各 50点
午後2 100点満点 60点 1,2 1 各 100点

試験の日程

実施期間 申込期間 実施月
春期 1月中旬から2月上旬まで 4月

合格・認定のスケジュール

実施期間 合格発表 合格証書発送日
春期 6月中旬 7月中旬

勉強方法

午前1試験の対策

午前Ⅰ(共通知識),午前Ⅱ(専門知識)の二つの試験が実施されます。
午前Ⅰ試験の出題数は30問,試験時間は50分です。この試験は,各高度試験に共通した問題ですから,出題分野もテクノロジ系(基礎理論,コンピュータシステム,技術要素,開発技術),マネジメント系(プロジェクトマネジメント,サービスマネジメント),ストラテジ系(システム戦略,経営戦略,企業と法務)の全分野にわたります。
技術レベルは4段階の中のレベル3(基本情報技術者はレベル2,応用情報技術者はレベル3)ですから,幅広い分野に関する知識が要求されます。
しかも,合格基準点は満点の60%(18問の正解)ですから,日ごろから情報処理技術全般に関する知識を習得するとともに,関連する過去問題を多く解いておくとよいでしょう。

午前2試験の対策

出題数は25問,試験時間は40分です。合格基準点は午前Ⅰと同様に満点の60%(15問の正解)です。
出題の重点分野は,技術要素の中のネットワークとセキュリティです。
このほか,コンピュータシステムの中のコンピュータ構成要素,システム構成要素,開発技術の中のシステム開発技術,ソフトウェア開発管理技術の分野からも出題されます。
令和4年度春期試験の出題数は,技術要素(ネットワークとセキュリティ)が21問,コンピュータシステムが2問,開発技術が2問でしたが,NW試験では技術要素の大半の問題に正解できれば,合格基準点をクリアできます。
このため,午前Ⅱ試験は,午前Ⅰ試験のような特段の対策は必要ないと考えられます。
なお,ネットワークとセキュリティは重点分野になっているだけではなく,最も高度であるレベル4からも出題されます。
しかし,レベル4に相当する問題は,あまり多くないので,基本的な問題には確実に正解できるようにしておくことが重要です。
そして,午前Ⅱ試験は,過去問題からの出題が半数以上を占めますので,過去問題を中心とした学習を十分に実施しておけばよいでしょう。
なお,午前Ⅱ試験単独の対策は,あまり効果がありません。あくまでも,午後試験に役立つように,ネットワークとセキュリティ技術の基本知識について,十分に習得しておくことが必要です。
例えば,IPルーティングの仕組みをはじめ,DNS,電子メールの転送,各種ネットワーク機器を用いたネットワーク構成技術などに関しては,幅広く,しかもその詳細技術に至るまで,十分に把握しておくようにしましょう。
基礎知識をしっかり固めながら,午後試験を見据えた技術知識の習得に努めることが重要です。



午後1試験の対策

午後Ⅰ試験は1時間30分の試験時間で,3問の中から2問を選択して解答します。配点は1問当たり50点です。2問選択しますので,満点は100点になります。そして,合格基準点は60点です。
IoTネットワークやSDNなどの最新の技術動向のほか,高度な技術内容や技術の詳細がよく出題されます。
例えば,平成30年度秋期の午後Ⅰ試験ではSD-WANルータに関するものが出題されたほか,午後Ⅱ試験では,IoTネットワークで使用されるMQTT,OpenFlowを利用したSDNに関する問題が出題されました。
しかし,令和元年度秋期試験や令和3年度春期試験では,新技術を対象とした問題は基本的に出題されませんでした。
令和4年度春期試験においても,ケルベロス認証を除き,ほとんど出題されていません。
新技術を対象とした問題が出題される傾向は,これからも続くと考えられますが,あくまでもNW試験の出題対象は,セキュリティを含むネットワーク技術です。
このため,ネットワーク分野とセキュリティ分野に関する技術を地道に習得することを心掛けるとよいでしょう。
なお,ネットワークとセキュリティの技術分野は,大変幅広いものがありますから,学習計画をしっかりと立てて,十分な学習時間を見込んでおきましょう。
さらに,IPv4アドレスが枯渇したことに伴い,IPv6とIPv4の共存環境が進展していることなどから,IPv6に関しても理解を深めていくことが必要です。
IPv6やSDN,IoT,クラウドサービスなどの新技術を理解していくためにも,ネットワーク全般に関する基礎技術が十分に把握できていなければ,その内容を理解することはなかなかできません。
このため,次のような分野については,十分に学習し,しっかりと基礎固めを行っておくことがよいでしょう。

午後2試験の対策

午後Ⅱ試験は,2時間の試験時間で2問の中から1問を選択します。1問100点満点で,合格基準点は60点です。
出題内容を一つの技術に絞ったものよりも,複合的な観点から出題されます。この傾向は,午後Ⅱ試験では特に顕著になります。
無線LAN技術,IPとTCP/UDPに関する詳細技術,ネットワーク機器とサーバやネットワークの仮想化技術との関連,セキュリティ技術などを中心として,ネットワークシステムの設計・構築,移行や運用管理技術など,相互に関連した総合問題に対応できる技術力を養っていくことが必要です。
しかし,試験対策という意味では,問題文に記述された範囲内で考えることが原則ですから,まず問題で記述された内容を正しく理解できるだけの基本的な技術力を身に付けることが重要です。
これが基本技術をマスターすることの必要性にもなります。こうした基本技術をベースにして設問で何が問われているかを明確に把握し,解答作成に当たっての条件などを的確に抽出した上で,そこから論理的に考えていく能力を磨いていくとよいでしょう。
午後Ⅱ試験は数十字程度の記述式で解答する設問が多くなります。記述内容については,考え方や根拠を明確に示すほか,キーワードをしっかりと押さえた解答を作成することが大きなポイントです。
さらに,ネットワークに関する応用能力を養っていくという意味では,過去問題を数多く解いてネットワークに対する勘所をつかむことも必要です。
あくまでも基本技術をしっかりと確立しないことには,自分の力としてなかなか発揮できず,午後問題の解答が作成できないという事態に陥ってしまいます。
基本技術の習得については,かなりの時間が必要になりますから,あらかじめ多くの学習時間を見込んでおくことが必要です。
また,一度理解しても,繰り返し技術知識をインプットしていかなければ,すぐに忘れてしまいます。工夫をしながら継続的に学習していく姿勢を確立してください。
このように,NW試験で合格するためには,一つ一つの技術に対する理解を積み重ねていくことが必要ですから,相当の努力が要求されます。
したがって,この試験に合格することは,それだけ価値が高いということになります。学習計画をしっかり立てて,必ず合格するように努力していきましょう。

最近の午後 I , II 試験の傾向・難易度

午後Ⅰ試験

午後Ⅰ問題の出題内容は,問1と問2が概念データモデリング,問3がSQL設計・性能・運用でした。問1,問2の概念データモデリングは前回に続いての出題です(データベース設計の問題としては28 年連続出題)。なお,問1で正規化理論が設問の一部として出題され(令和3年以来),問3のSQLには集約関数を指定したウィンドウ関数が出題されました。問3がやや難の問題でしたが,全体としては,前回と同じ程度の難易度でした。

午後Ⅱ試験

午後Ⅱ問題の出題内容は,問1がデータベース実装・運用,問2 が概念データモデリングでした。問1 は,前回試験と同じように,データベース設計の要素が強い問題でした。データベーススペシ ャリストの午後Ⅱ試験は,問題の分量が非常に多く内容を読み取るのが大変ですが,今回の問1は例年どおりの分量で多く,問2はの問題の分量と設問数が減っています。難易度は,問1,問2ともに前回並みといえるものでした。

令和6年度 ネットワークスペシャリスト試験の得点分布

ネットワークスペシャリスト試験の得点分布

午前Ⅰ試験免除で受験する人も増えてきましたが,得点分布を分析してみると,今回ネットワークスペシャリストの午前Ⅰ試験免除者は概算で6,628人(59.8%)いて,約6割の受験者が午前Ⅱからの受験となりました。ほぼこの比率で最近は推移しています。
午前Ⅰ試験で基準点(60点)以上取れた人は2,423人(受験者の54.3%)で,前回の60.0%から5%以上減っています。問題自体は前回(令和5年秋)と比べて少し易しかったといえます。
午前Ⅱ試験で基準点以上の人は7,077人(受験者の80.5%)となっており,こちらも前回の83.7%から少し減っています。
午後Ⅰで基準点(60点)以上取れた人は採点者数の55.0%で,前回の41.7%から14%以上も増えました。出題された問題で難しい内容といえるものが例年より少なかったことが理由と思われます。
午後Ⅱで基準点(60点)以上取れた人は採点者数の44.3%で,こちらは前回よりも6%減りました。出題された2問とも関連する技術の理解が必要な問題でした。

ネットワークスペシャリスト試験の統計情報

過去の応募者・受験者・合格者の情報を掲載しています。

年度 応募者 受験者 合格者 合格率
令和元年度 秋期 18,342 人 12,322 人 1,893 人 15.4 %
令和3年度 春期 12,690 人 8,420 人 1,077 人 12.8 %
令和4年度 春期 13,832 人 9,495 人 1,649 人 17.4 %
令和5年度 春期 15,239 人 10,395 人 1,482 人 14.3 %
令和6年度 春期 16,085 人 11,089 人 1,704 人 15.4%

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ネットワークスペシャリストのお役立ち情報

午後問題の解答速報

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ネットワークスペシャリスト (午後I)
ネットワークスペシャリスト (午後Ⅱ)

合格発表に対するアイテックコメント

合格発表時の統計データなどからアイテック講師陣が試験の振り返り

令和6年度春期実施のネットワークスペシャリスト試験の合格率は15.4%で,前回の14.3%に対して1%ほど増加しましたが,平成21年以降の現在の試験制度になってからは平均に近い合格率です。なお,前々回の令和4年度試験の合格率は17.4%で平成21年以降最高でした。

アイテック講師陣が合格発表に対して試験に関する統計データをもとに、全体の得点分布と合格率から問題の難易度をはじめ、午前問題から午後問題まで、各分野ごとの出題比率から新傾向問題まで詳細に分析しておりますので、今後の学習への参考にぜひご一読ください。

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