IT資格一覧

ITサービスマネージャ【SM】情報処理技術試験

ITサービスマネージャの概要

目次

ITサービスマネージャとは?

経営とITを結びつける戦略家

経営戦略に基づいてIT戦略を策定し、ITを高度に活用した事業革新、業務改革、及び競争優位を獲得する製品・サービスの創出を企画・推進して、ビジネスを成功に導くCIOやCTO、ITコンサルタントを目指す方に最適です。

【対象者像】

高度IT人材として確立した専門分野をもち、企業の経営戦略に基づいて、ビジネスモデルや企業活動における特定のプロセスについて、情報技術(IT)を活用して事業を改革・高度化・最適化するための基本戦略を策定・提案・推進する者。また、組込みシステム・IoTを利用したシステムの企画及び開発を統括し、新たな価値を実現するための基本戦略を策定・提案・推進する者

詳細はIPAのサイトを参考ください

受験するメリット

  • 昇進や転職にも有利

    経験や実績以外でITに関する知識やスキルを証明することは難しいものですが、資格取得者となれば誰もがひと目でわかる形での証明となります。
  • 国家試験等の一部免除、公的制度の応募資格・募集条件など

    情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験の合格者は、他の国家試験(中小企業診断士試験、弁理士試験、技術士試験)、ITコーディネータ試験の一部免除が受けられます。
    ※最新の情報、詳細につきましては、各試験のホームページ等でご確認ください。

この試験を受ける方におすすめの商品

ITサービスマネージャ試験の合格を徹底サポート!

どんな人が受験している?

IT業界でキャリアアップ、次のステップへ転職したい方

一番はやはりこの理由が圧倒的大多数を占めます。
そのため、受験者層も比較的若い方が多く統計資料によると受験した人の平均年齢は約37歳くらいです。多くの人がキャリアのステップアップ等に受験しているということが分かるのではないでしょうか。エンジニアとして経験を積んできた方の、これまでの実力の証明にもつながると言えます。

試験内容、試験範囲、配点割合

試験内容

  • 午前1試験について

    試験時間50分。四肢択一式(マークシート使用)で30問出題され全問解答。情報処理技術者試験制度におけるスキルレベル3(応用情報技術者試験(AP)の午前の部とほぼ同程度である)に相当する、テクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系の3分野の知識が問われる。なお、試験問題は同時間に開催される高度情報処理技術者試験の午前I試験と共通であり、経営戦略や企業活動、プロジェクトマネジメントなどを含む情報セキュリティに限定しない広範な知識分野の問題が出題される。
  • 午前2試験について

    試験時間40分。四肢択一式(マークシート使用)で25問出題され全問解答。午前1の出題範囲のうち「コンピュータ構成要素」「システム構成要素」「データベース」「ネットワーク」「セキュリティ」「プロジェクトマネジメント」「サービスマネジメント」「システム監査」「法務」の9分野から出題されます。範囲が午前1と重なりますが、問われる内容が高度になるため難易度が高くなります。
  • 午後1・2試験について

    午後1試験は試験時間90分。記述式で中規模の問題が4問出題され、2問を選択して解答。それぞれの問題に対しケーススタディが与えられ、その中で指摘されている課題に ITIL の各管理プロセスを適用した場合のメリット、注意点、実施すべき項目などが問われる。午後2試験は試験時間120分。論述式で問題が3問出題され、1問を選択して解答。れぞれの問題では ITIL の管理プロセスの一部が取り上げられ、そのプロセスを自分の業務でどのように適用したかということを自身の経験に基づき小論文(2,200字以上3,600字以下)を書く。

試験範囲

午前1の出題範囲

応用情報技術者試験の午前試験の出題範囲と同様

午前2の出題範囲

テクノロジ系

11.セキュリティ
情報セキュリティ・情報セキュリティ管理・セキュリティ技術評価・情報セキュリティ対策・セキュリティ実装技術

ストラテジ系

17.システム戦略
情報システム戦略・業務プロセス・ソリューションビジネス・システム活用促進・評価
18.システム企画
システム化計画・要件定義・調達計画・実施
19.経営戦略マネジメント
経営戦略手法・マーケティング・ビジネス戦略と目標・評価・財務・経営管理システム
20.技術戦略マネジメント
技術開発戦略の立案・技術開発計画
21.ビジネスインダストリ
ビジネスシステム・エンジニアリングシステム・e-ビジネス・民生機器・産業機器
22.企業活動
経営・組織論・OR・IE・会計・財務
23.法務
知的財産権・セキュリティ関連法規・労働関連・取引関連法規・その他の法律・ガイドライン・その他の法律・ガイドライン・技術者倫理・標準化関連 技術者倫理

午後の出題範囲

1. 業種ごとの事業特性を反映し情報技術(IT)を活用した事業戦略の策定に関すること
経営戦略に基づく IT を活用した事業戦略の策定,IT によるビジネスモデルの開発提案,業務改革の企画,新製品・サービスの付加価値向上の提案,システムソリューションの選択,アウトソーシング戦略の策定 など
2. 業種ごとの事業特性を反映した情報システム戦略と全体システム化計画の策定に関すること
業務モデルの定義,情報システム全体体系の定義,情報システムの開発課題の分析と優先順位付け,情報システム基盤構成方針や標準の策定,システムソリューション適用方針の策定(ERP パッケージの適用ほか),中長期情報システム化計画の策定,情報システム部門運営方針の策定,IT 全般統制整備方針の策定,事業継続計画(BCP)の策定・実施,システムリスクの分析,災害時対応計画の策定,情報システム化年度計画の策定 など
3. 業種ごとの事業特性を反映した個別システム化構想・計画の策定に関すること
システム化構想の策定,業務のシステム課題の定義,業務システムの分析,業務モデルの作成,業務プロセスの設計,システム化機能の整理とシステム方式の策定,システム選定方針の策定(システムソリューションの適用ほか),全体開発スケジュールの作成,プロジェクト推進体制の策定,システム調達の提案依頼書(RFP)の準備,提案評価と供給者の選択,費用とシステム投資効果の予測 など
4. 事業ごとの前提や制約を考慮した情報システム戦略の実行管理と評価に関すること
製品・サービス・業務・組織・情報システムの改革プログラム全体の進捗管理,情報システム基盤標準やシステムに関する品質管理標準の標準化推進,改革実行のリスク管理と対処,システムソリューションの適用推進,システム活用の促進,改革プログラムの効果・費用・リスクの分析・評価・改善,事業戦略・情報システム戦略・全体システム化計画・個別システム化計画の達成度評価 など
5. 組込みシステム・IoT を利用したシステムの企画,開発,サポート及び保守計画の策定・推進に関すること
通信・情報・アーキテクチャ・ヒューマンインタフェース・ストレージ・半導体・計測・制御・プラットフォームなどの技術動向分析,製品市場動向・社内技術評価などを踏まえた製品戦略策定,知的財産・規格・法令・製品の安全性や環境対策などへの考慮点の整理,リスク分析,調達方針の策定,経営戦略との整合性評価,要求の確認と調整 など

試験時間・出題形式・出題数・解答数

試験時期 春期:4月第3日曜日
試験時間 午前 I 試験 09:30-10:20(50分)
午前 II 試験 10:50-11:30(40分)
午後 I 試験 12:30-14:00(90分)
午後 II 試験 14:30-16:30(120分)
出題形式 午前 I 試験 多肢選択式(四肢択一)※共通問題
午前 II 試験 多肢選択式(四肢択一)
午後 I 試験 記述式
午後 II 試験 論述式
出題数 午前 I 試験 出題数 30問/解答数30問
午前 II 試験 出題数 25問/解答数25問
午後 I 試験 出題数 4問/2問
午後 II 試験 出題数 3問/1問
配点/基準点

午前・午後試験
各100点満点/各60点
午後 II 配点なし/ランクA(注)

(注)午後 II(論述式)試験の評価方法について

  • 設問で要求した項目の充足度、論述の具体性、内容の妥当性、論理の一貫性、見識に基づく主張、洞察力・行動力、独創性・先見性、表現力・文章作成能力などを評価の視点として、論述の内容を評価する。
    また、問題冊子で示す“解答に当たっての指示”に従わない場合は、論述の内容にかかわらず、その程度によって評価を下げることがある。
  • 評価ランクと合否の関係は次のとおりとする。

午後 II(論述式)試験の評価ランクと合否の関係

評価ランク 内容 合否
A 合格水準にある 合格
B 合格水準まであと一歩である 不合格
C 内容が不十分である 不合格
D 出題の要求から著しく逸脱している 不合格
問題別配点割合 午前 I 1問 各3.4点
午前 II 1問 各4点
午後 I 問1-4(2問解答)各50点
午後 II 問1-3(1問解答)※評価ランクによる

※評価ランクで評価することから、配点割合はない。

受験手数料 7,500円

※「情報処理の促進に関する法律施行令の一部を改正する政令」により受験手数料が改定されました。

出願時期 [春期]
案内書・願書配布……1月上旬から
願書受付終了……2月中旬
試験に関する問い合わせ先 情報処理技術者試験センター
TEL:03-5978-7600

試験の日程

実施期間 申込期間 実施月
春期 1月中旬から2月上旬まで 4月

合格・認定のスケジュール

実施期間 合格発表 合格証書発送日
春期 6月中旬 7月中旬

勉強方法

午前1試験の対策

出題分野は,テクノロジ系(基礎理論,コンピュータシステム,技術要素,開発技術),マネジメント系(プロジェクトマネジメント,サービスマネジメント),ストラテジ系(システム戦略,経営戦略,企業と法務)の全分野にわたるので,幅広い分野に関する知識が要求されます。
日ごろから情報処理技術全般に関する知識を習得するとともに,関連する過去問題を多く解いておくようにしましょう。
また,午前Ⅰで出題される30問は,応用情報技術者試験で出題される問題の中から抽出されるようになっています。
なお,午前Ⅰの出題分野の全分野に関し時間を費やしていくことは,あまりお勧めできません。
例えば,論理回路の問題などは,考え方を理解するのに少し時間がかかります。こうした問題に時間をかけても意味がありません。
捨てる分野の問題を決めながら,効率的に学習していくとよいでしょう。

午前2試験の対策

出題数は25問,試験時間は40分です。出題の重点分野は,セキュリティ,プロジェクトマネジメント,サービスマネジメントです。
目新しい問題が幾つか出題されますが,過去問題の知識で誤答選択肢を排除すれば解答できる問題も多いです。過去問題をしっかり学習し,関連用語の知識を補充しておけば,新傾向の問題も得点できる可能性があります。



午後1試験の対策

試験時間は90分で,3問の中から2問を選択して解答します。
問題文中にヒントが隠されていますので,問題文をきちんと読めば解答可能な設問が多いでしょう。過去問題を解く中で,問題文中の該当箇所を探す練習はもとより,設問文に表現されている要求事項をしっかり把握し,何を答えさせたいのかを常に意識しながら解答する練習をしましょう。
午後Ⅰで得点が伸びない場合は,なぜ模範解答になるのかを,自分が採点者になったつもりで分析しましょう。「設問文の要求どおりに解答していない」「解答が文章として成り立っていない」などの,ヒントを見誤っている点ではない要素での失点が多い傾向にあります。模範解答と自分の解答を並べて,どこがどう違うのかを突き詰めると,問題文の読み方や設問要求が見えてくるでしょう。

午後2試験の対策

試験時間は120分で,2問の中から1問を選択して解答します。
最新のIT技術を絡めた定番問題が出題される傾向が見受けられることから,自分が経験した事案をベースに,どのように変形すれば問題の要求に合わせられるか練習しておきましょう。様々な視点での論述が要求されますので,概要,具体例,その理由を論述する練習をしましょう。

合格者の声

数字で見る受験者属性と合格者からのアドバイスを掲載!

これまでアイテックの学習コンテンツをご利用いただき、見事、情報処理技術者試験に合格されたお客様より、合格に至るまでの学習体験記をたくさん頂戴しました。



ITサービスマネージャ試験の学習教材はこちら



アイテックオススメ速報!! 人気商品を厳選!!

サイトマップ
TOPへ
TOPへ