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応用情報技術者【AP】情報処理技術試験

応用情報技術者の概要

目次

応用情報技術者とは?

ワンランク上のITエンジニア

技術から管理、経営まで、幅広い知識と応用力が身に付き、システム開発、IT基盤構築などの局面で、高いパフォーマンスを発揮することができます。

【対象者像】

高度IT人材となるために必要な応用的知識・技能をもち、高度IT人材としての方向性を確立した者

詳細はIPAのサイトを参考ください

受験するメリット

  • ITの基礎的な知識・技能が備わっていることの証明になる

    情報処理の資格を重要視する企業は多く、実力だけではなく資格のあるシステムエンジニアは就職・転職は有利になります。
  • 国家試験等の一部免除、公的制度の応募資格・募集条件など

    情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験の合格者は、他の国家試験(中小企業診断士試験、弁理士試験、技術士試験)、ITコーディネータ試験の一部免除が受けられます。
    ※最新の情報、詳細につきましては、各試験のホームページ等でご確認ください。

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どんな人が受験している?

IT業界でキャリアアップ、次のステップへ転職したい方

一番はやはりこの理由が圧倒的大多数を占めます。
そのため、受験者層も比較的若い方が多く統計資料によると受験した人の平均年齢は約37歳くらいです。多くの人がキャリアのステップアップ等に受験しているということが分かるのではないでしょうか。エンジニアとして経験を積んできた方の、これまでの実力の証明にもつながると言えます。

試験内容、試験範囲、配点割合

試験内容

  • 応用情報技術者試験の実施について

    午前問題は、全部で80問出題され全問に解答します。各分野から、ほぼ決まった問題数が出題されます。
    ・テクノロジ系が、50問(問1~50)
    ・マネジメント系が、10問(問51~60)
    ・ストラテジ系が、20問(問61~80)
    合計80問で構成されている試験です。

    テクノロジ系の問題数が全体の6割を占め、問題のレベルも高く正解するためには情報技術に関する深い知識が求められます。

    午後問題は、長文形式の問題(一問につき設問が複数)が計11問出題され、その中から5問を選択してに解答します。
    問1のセキュリティが必須解答問題、残りの問2~11までの中から4問を選択し記述式で解答します。

試験範囲

午前の出題範囲

テクノロジ系(午前80問中50問)

1.基礎理論
離散数学・応用数学・情報に関する理論・通信に関する理論・計測・制御に関する理論
2.アルゴリズムとプログラミング
データ構造・アルゴリズム・プログラミング・プログラム言語・その他の言語
3.コンピュータ構成要素
プロセッサ・メモリ・バス・入出力デバイス・入出力装置
4.システム構成要素
システムの構成・システムの評価指標
5.ソフトウェア
オペレーティングシステム・ミドルウェア・ファイルシステム・開発ツール・オープンソースソフトウェア
6.ハードウェア
ハードウェア
7.ヒューマンインタフェース
ヒューマンインタフェース技術・インタフェース設計
8.マルチメディア
マルチメディア技術・マルチメディア応用
9.データベース
データベース方式・データベース設計・データ操作・トランザクション処理・データベース応用
10.ネットワーク
ネットワーク方式・データ通信と制御・通信プロトコル・ネットワーク管理・ネットワーク応用
11.セキュリティ
情報セキュリティ・情報セキュリティ管理・セキュリティ技術評価・情報セキュリティ対策・セキュリティ実装技術
12.システム開発技術
システム要件定義・システム方式設・ソフトウェア要件定義・ソフトウェア方式設計・ソフトウェア詳細設計・ソフトウェア構築・ソフトウェア結合・ソフトウェア適格性確認テスト・システム結合・システム適格性確認テスト・導・受入れ支援・保守・廃棄
13.ソフトウェア開発管理技術
開発プロセス手法・>知的財産適用管理・開発環境管・構成管理・変更管理

マネジメント系(午前80問中10問)

14.プロジェクトマネジメント
プロジェクトマネジメント・プロジェクトの統合・プロジェクトのステークホルダ・プロジェクトのスコープ・プロジェクトの資源・プロジェクトの時間・プロジェクトのコスト・プロジェクトのリスク・プロジェクトの品質・プロジェクトの調達・プロジェクトのコミュニケーション
15.サービスマネジメント
サービスマネジメント・サービスマネジメントシステムの計画及び運用・パフォーマンス評価及び改善・サービスの運用・ファシリティマネジメント
16.システム監査
システム監査・内部統制

ストラテジ系(午前80問中20問)

17.システム戦略
情報システム戦略・業務プロセス・ソリューションビジネス・システム活用促進・評価
18.システム企画
システム化計画・要件定義・調達計画・実施
19.経営戦略マネジメント
経営戦略手法・マーケティング・ビジネス戦略と目標・評価・経営管理システム
20.技術戦略マネジメント
技術開発戦略の立案・技術開発計画
21.ビジネスインダストリ
ビジネスシステム・エンジニアリングシステム・e-ビジネス・民生機器・産業機器
22.企業活動
経営組織論・OR・IE・会計・財務
23.法務
知的財産権・セキュリティ関連法規・労働関連・取引関連法規・その他の法律・ガイドライン・技術者倫理・標準化関連

午後の出題範囲

1. 経営戦略に関すること
マーケティング,経営分析,事業戦略・企業戦略,コーポレートファイナンス・事業価値評価,事業継続計画(BCP),会計・財務,リーダシップ論 など
2. 情報戦略に関すること
ビジネスモデル,製品戦略,組織運営,アウトソーシング戦略,情報業界の動向,情報技術の動向,国際標準化の動向 など
3. 戦略立案・コンサルティングの技法に関すること
ロジカルシンキング,プレゼンテーション技法,バランススコアカード・SWOT 分析 など
4. システムアーキテクチャに関すること
方式設計・機能分割,提案依頼書(RFP),要求分析,信頼性・性能,Web 技術(Web サービス・SOA を含む),仮想化技術,主要業種における業務知識,ソフトウェアパッケージ・オープンソースソフトウェアの適用,その他の新技術動向 など
5. サービスマネジメントに関すること
サービスマネジメントシステム(構成管理,事業関係管理,サービスレベル管理,供給者管理,サービスの予算業務及び会計業務,容量・能力管理,変更管理,サービスの設計及び移行,リリース及び展開管理,インシデント管理,サービス要求管理,問題管理,サービス可用性管理,サービス継続管理,サービスの報告,継続的改善ほか),サービスの運用(システム運用管理,仮想環境の運用管理,運用オペレーション,サービスデスクほか) など
6. プロジェクトマネジメントに関すること
プロジェクト全体計画(プロジェクト計画及びプロジェクトマネジメント計画),スコープの管理,資源の管理,プロジェクトチームのマネジメント,スケジュールの管理,コストの管理,リスクへの対応,リスクの管理,品質管理の遂行,調達の運営管理,コミュニケーションのマネジメント,見積手法 など
7. ネットワークに関すること
ネットワークアーキテクチャ,プロトコル,インターネット,イントラネット,VPN,通信トラフィック,有線・無線通信 など
8. データベースに関すること
データモデル,正規化,DBMS,データベース言語(SQL),データベースシステムの運用・保守 など
9. 組込みシステム開発に関すること
リアルタイム OS・MPU アーキテクチャ,省電力・高信頼設計・メモリ管理,センサ・アクチュエータ,組込みシステムの設計,個別アプリケーション(携帯電話,自動車,家電ほか)など
10. 情報システム開発に関すること
外部設計,内部設計,テスト計画・テスト,標準化・部品化,開発環境,オブジェクト指向分析(UML),ソフトウェアライフサイクルプロセス(SLCP),個別アプリケーションシステム(ERP,SCM,CRM ほか) など
11. プログラミングに関すること
アルゴリズム,データ構造,プログラム作成技術(プログラム言語,マークアップ言語),Web プログラミング など
12. 情報セキュリティに関すること
情報セキュリティポリシ,情報セキュリティマネジメント,リスク分析,データベースセキュリティ,ネットワークセキュリティ,アプリケーションセキュリティ,物理的セキュリティ,アクセス管理,暗号・認証,PKI,ファイアウォール,マルウェア対策(コンピュータウイルス,ボット,スパイウェアほか),不正アクセス対策,個人情報保護 など
13. システム監査に関すること
IT ガバナンス,IT 統制,情報システムや組込みシステムの企画・開発(アジャイル開発を含む)・運用・利用・保守フェーズの監査,情報セキュリティ監査,個人情報保護監査,他の監査(会計監査,業務監査ほか)との連携・調整,システム監査の計画・実施・報告・フォローアップ,システム監査関連法規,システム監査人の行為規範 など

試験時間・出題形式・出題数・解答数

時間区分 試験時間 出題形式 出題数 / 解答数
午前 150分 多肢選択式(四肢択一) 80問 / 80問
午後 150分 記述式 11問 / 5問

配点割合

時間区分 配点 基準点 問番号 解答数 配点割合
午前 100点満点 60点 1~80 80 各 1.25点
午後 100点満点 60点 1 1 20点
2~11 4 各 20点


試験の日程

実施期間 申込期間 実施月
春期 1月中旬から2月上旬まで 4月
秋期 7月中旬から8月上旬まで 10月

合格・認定のスケジュール

実施期間 合格発表 合格証書発送日
春期 6月中旬 7月中旬
秋期 12月中旬 12月中旬


勉強方法

午前試験の対策

オススメの勉強方法!

  • 丸暗記ではなくしっかり知識の定着、意味を理解まで到達する
  • 問題演習を繰り返して解く力・考える力を身につける。解答時間も意識する
  • 過去に出題された試験問題(少なくとも3期分)をとにかく復習する


午後試験の対策

オススメの勉強方法!

  • 過去に出題された試験問題の出題分野とテーマはしっかり確認を
  • ストラテジ系・マネジメント系の問題は、問題文の文脈に沿って解答根拠を把握して解答する練習を
  • テクノロジ系はキーワードをしっかり押さえられるように練習を


合格者の声

数字で見る受験者属性と合格者からのアドバイスを掲載!

これまでアイテックの学習コンテンツをご利用いただき、見事、情報処理技術者試験に合格されたお客様より、合格に至るまでの学習体験記をたくさん頂戴しました。

平均受験回数

0

平均年齢

0

平均学習時間

0時間

90 学習時間
時間
1 受験回数

育児の合間の学習でしたので、動画を1.5倍速で見た後に一通り問題をこなすと言うことを変えずに学習しました。
また、基本的に不規則な生活の中でモチベーションを保つ事は難しいことだと思うので、毎日必ず動画を見るなど短時間の学習習慣を意識的に身に付けたのが良かったと思います。
午前問題は基本情報を受験したばかりだったので、そこそこに切り上げて方が問題に注力したのが良かったと思います。
午後問題は短答の問題でも語句の選び方に癖があるので、知識に驕らずに【試験問題を解くため】の勉強をした方が良いと思います。

女性 / 30歳のコメントを見る

女性30

学習時間 90 時間
受験回数 1

- 受験に向けて気を配った点や学習のポイント -

効果的な学習方法

育児の合間の学習でしたので、動画を1.5倍速で見た後に一通り問題をこなすと言うことを変えずに学習しました。
また、基本的に不規則な生活の中でモチベーションを保つ事は難しいことだと思うので、毎日必ず動画を見るなど短時間の学習習慣を意識的に身に付けたのが良かったと思います。
午前問題は基本情報を受験したばかりだったので、そこそこに切り上げて方が問題に注力したのが良かったと思います。
午後問題は短答の問題でも語句の選び方に癖があるので、知識に驕らずに【試験問題を解くため】の勉強をした方が良いと思います。

合格できた理由

基本情報を受験した直後だったので、学習時間が短くても何とか合格できたかと思います。
また、職業の経験からストラテジーやマネジメント経験が多かったので分野特化で午後対策をしました。インターネットの情報だとストラテジー分野は難しいので捨てた方が良いと言う意見も多かったですが、そこは自分の経験次第だと強く思いました。
ただしテクノロジー分野で、基本情報などの知識があれば解けると言う分野もありますので、問題を解きながら戦略を決めることがとても効率性を引き上げたと思います。

合格するために必要なもの

動画を再生するための端末と、紙だけです。

次回受験する方へのメッセージ

応用情報から受験する方も多いと聞きましたが、私は基本情報を取得してから応用情報を受験しました。どちらでも良いかと思うのですが、応用情報はアルゴリズムの問題の比率が低いので、エンジニアの経験がない方は受験しやすいと思います。皆さんがんばってください。

100 学習時間
時間
1 受験回数

特に無し。

男性 / 40歳のコメントを見る

男性40

学習時間 100 時間
受験回数 1

- 受験に向けて気を配った点や学習のポイント -

効果的な学習方法

特に無し。

合格できた理由

本番の選択科目で、得意と思っていた科目が解けなかったが、固執せずに予備的に勉強していた科目に切り替えて対応できたため。

合格するために必要なもの

書きやすい鉛筆(シャープペンシル)と芯
きれいに消せる消しゴム

次回受験する方へのメッセージ

試験当日に慌て無いように、午後の選択科目はプラス2科目ほどは勉強をしておいたほうが良い。

100 学習時間
時間
1 受験回数

午後問題対策を中心に行う。午後問題重点対策を単元ごとに解いて、まず何を選択するか目星をつけておきます。点が取れそうな単元が見つかったら、3度くらい繰り返し解き、定着させ、本試験問題を時間を測って解きました。

女性 / 41歳のコメントを見る

女性41

学習時間 100 時間
受験回数 1

- 受験に向けて気を配った点や学習のポイント -

効果的な学習方法

午後問題対策を中心に行う。午後問題重点対策を単元ごとに解いて、まず何を選択するか目星をつけておきます。点が取れそうな単元が見つかったら、3度くらい繰り返し解き、定着させ、本試験問題を時間を測って解きました。

合格できた理由

なんと言っても午後問題を効率的に攻略できたことだと思います。
重点対策の方は、解説が受験者の気持ちを汲んでくれていて、優しいコメントに励まされました(T_T)独習者の強い味方です。本当にありがとうございました。

合格するために必要なもの

予算の許す限りですが、気になった参考書は入手しておくのがいいかなと思います。模試を受けるのも有効かなと思いました。

次回受験する方へのメッセージ

効率よく勉強すれば短期でも合格できると思います。ですが、試験、選択科目によって難易度が異なるので、一回だめでもあんまり落ち込まないでまた受けたらいいかぐらいの心意気で臨むのがいいかなあと思います。わたしもこの先、こんな気持ちでやっていきたいと思います。



応用情報技術者試験の学習教材はこちら



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