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データベーススペシャリスト【DB】情報処理技術試験

高度午前Ⅱ試験のセキュリティレベル4補足資料を掲載

令和2年度春期試験から,プロジェクトマネージャを除く高度情報処理技術者の午前Ⅱ試験で,セキュリティ分野の問題を最も高いレベル4で出題し,かつ,重点分野として出題数を増やすことが発表されました。

これを受けて、アイテックでは令和2年度春期のデータベーススペシャリスト試験(DB)を受験される方が,試験区分に関係なく理解しておくべき,暗号化や認証,サイバー攻撃などのセキュリティ(レベル4)の知識と,各試験区分ごとに理解しておくべきセキュリティ(レベル4)の知識を,シラバスの内容を基に補足資料を作成いたしました。

データスペシャリストを受験される方は,セキュリティ実装技術の「データベースセキュリティ」と,「アプリケーションセキュリティ」の内容を理解しておく必要があります。

受験される方はぜひ本資料も参考いただきながら、学習にご活用ください。

掲載・更新日 補足資料
2020年02月14日 高度午前Ⅱ試験 セキュリティレベル4 補足資料 (PDF 922KB)

インフラ系エンジニアを目指す方に最適!

ビッグデータ時代に求められる、データ志向の担い手

企業活動を支える膨大なデータ群を管理し、パフォーマンスの高いデータベースシステムを構築して、顧客のビジネスに活用できるデータ分析基盤を提供するデータベース管理者やインフラ系エンジニアを目指す方に最適です。

目次

データベーススペシャリスト試験の合格を徹底サポート!

データベーススペシャリスト

初めてデータベーススペシャリスト試験の合格を目指す方や、再受験、午前1免除者で合格したい方をサポート!

いつでもどこでも学習できるeラーニングなら費用も時間も節約できます。実務で役立つ知識や技術を学べるセミナーなら実践につなげられます。アイテックは、ITに関しての基礎知識をつけたい方から、高度な知識を身につけたい方まで、徹底的にサポートします。

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データベーススペシャリストの合格を徹底サポート!

情報処理技術試験 データベーススペシャリストとは

データ資源及びデータベースを企画・要件定義・開発・運用・保守する!!

データ管理者として、情報システム全体のデータ資源を管理する!!
データベースシステムに対する要求を分析し、効率性・信頼性・安全性を考慮した企画・要件定義・開発・運用・保守を行う!!
個別システム開発の企画・要件定義・開発・運用・保守において、データベース関連の技術支援を行う

【対象者像】

高度IT人材として確立した専門分野をもち、データベースに関係する固有技術を活用し、最適な情報システム基盤の企画・要件定義・開発・運用・保守において中心的な役割を果たすとともに、固有技術の専門家として、情報システムの企画・要件定義・開発・運用・保守への技術支援を行う者

共通キャリア・スキルフレームワーク:レベル4(高度な知識・技能)

データベーススペシャリストの試験概要

試験時期 秋期:10月第2日曜日
試験時間 午前 I 試験 09:30-10:20(50分)
午前 II 試験 10:50-11:30(40分)
午後 I 試験 12:30-14:00(90分)
午後 II 試験 14:30-16:30(120分)
出題形式 午前 I 試験 多肢選択式(四肢択一)※共通問題
午前 II 試験 多肢選択式(四肢択一)
午後 I 試験 記述式
午後 II 試験 記述式
出題数 午前 I 試験 出題数 30問/解答数30問
午前 II 試験 出題数 25問/解答数25問
午後 I 試験 出題数 3問/2問
午後 II 試験 出題数 2問/1問
配点/基準点

午前・午後試験
各100点満点/各50点

問題別配点割合 午前 I 1問 各3.4点
午前 II 1問 各4点
午後 I 3問(2問解答)各50点
午後 II 2問(1問解答)100点
受験手数料 7,500円

※「情報処理の促進に関する法律施行令の一部を改正する政令」により受験手数料が改定されました。

出願時期 [秋期]
案内書・願書配布……7月下旬から
願書受付終了……8月上旬
試験に関する問い合わせ先 情報処理技術者試験センター
TEL:03-5978-7600

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データベーススペシャリストの出題範囲と難易度、そして合格率は?

午前 I 試験

午前Ⅰ試験は、同日開催の応用情報技術者試験の午前問題から選抜された30問で構成されるため、出題範囲は以下に記述するテクノロジ系・マネジメント系・ストラテジ系の全分野となります。

出題範囲

分野 大分野 中分野
テクノロジ系 1 基礎理論 1 離散数学
2 応用数学
3 情報理論
4 通信理論
5 計測制御理論
2 アルゴリズムとプログラミング 6 データ構造
7 アルゴリズム
8 プログラミング
9 プログラム言語
10 マークアップ言語
3 コンピュータ構成要素 11 プロセッサ
12 メモリ
13 バス
14 入出力デバイス
15 入出力装置
4 システム構成要素 16 システムの構成
17 システム評価指標
5 ソフトウェア 18 オペレーティングシステム
19 ミドルウェア
20 ファイルシステム
21 開発ツール
22 オープンソースソフトウェア
6 ハードウェア 23 ハードウェア全般
7 ヒューマンインターフェイス 24 ヒューマンインターフェイス技術
25 インターフェイス設計
8 マルチメディア 26 マルチメディア技術
27 マルチメディア応用
9 データベース 28 データベース方式
29 データベース設計
30 データ操作
31 トランザクション処理
32 データベース応用
10 ネットワーク 33 ネットワーク方式
34 データ通信と制御
35 通信プロトコル
36 ネットワーク管理
37 ネットワーク応用
11 セキュリティ 38 情報セキュリティ
39 情報セキュリティ管理
40 セキュリティ技術評価
41 情報セキュリティ対策
42 セキュリティ実装技術
12 システム開発技術 43 システム要件定義
44 システム方式設計
45 ソフトウェア要件定義
46 ソフトウェア方式設計
47 ソフトウェア詳細設計
48 ソフトウェア構築
49 ソフトウェア結合/ソフトウェア適格性確認テスト
50 システム結合/システム適格性確認テスト
51 導入
52 受入支援
53 保守
54 廃棄
13 ソフトウェア開発管理技術 55 開発プロセス手法
56 知的財産適用管理
57 開発環境管理
58 構成管理
59 変更管理
マネジメント系 14 プロジェクトマネジメント 60 プロジェクトマネジメント
61 統合マネジメント
62 ステークホルダマネジメント
63 スコープマネジメント
64 タイムマネジメント
65 コストマネジメント
66 品質マネジメント
67 資源マネジメント
68 コミュニケーションマネジメント
69 リスクマネジメント
70 調達マネジメント
15 サービスマネジメント 71 サービスマネジメント
72 サービスの設計/移行
73 サービスマネジメントプロセス
74 サービスの運用
75 ファシリティマネジメント
16 システム監査 76 システム監査
77 内部統制
ストラテジ系 17 システム戦略 78 情報システム戦略
79 業務プロセス
80 ソリューションビジネス
81 システム活用促進
82 評価
18 システム企画 83 システム化計画
90 要件定義
91 調達計画
92 実施
19 経営戦略マネジメント 93 経営戦略手法
94 マーケティング
95 ビジネス戦略と目標
96 評価
97 経営管理システム
20 技術戦略マネジメント 98 技術開発戦略の立案
99 技術開発計画
21 ビジネスインダストリ 100 ビジネスシステム
101 エンジニアリングシステム
102 e-ビジネス
103 民生機器
104 産業機器
22 企業活動 105 経営組織論
106 OR/IE
107 会計財務
23 法務 108 知的財産権
109 セキュリティ関連法規
110 労働関連/取引関連法規
111 その他の法律/ガイドライン/技術者倫理
112 標準化関連

午前 I 試験の合格基準

全部で30問出題され1問につき各3,4点の配点による100点満点の素点方式配点で採点され、60点を超えることが合格基準となります。

最近の午前 I 試験の傾向

午前Iの30問は従来どおり,全て同時期の応用情報技術者試験の午前問題から選定されています。出題構成としては、「テクノロジ系17問(57%)」「マネジメント系5問(17%」「ストラテジ系8問(26%)となっています。直近の気になる傾向として、考察問題が増え、文章問題が減っています。新傾向問題は少ないです。「システム構成要素」の出題もあってか、過去問題は解答しづらい内容がやや多いです。

午前 II 試験

午前Ⅰの出題範囲のうち「コンピュータ構成要素」「システム構成要素」「データベース」「セキュリティ」「システム開発技術」「ソフトウェア開発管理技術」の6分野から出題されます。範囲が午前Ⅰと重なりますが、問われる内容が高度になるため難易度が高くなります。

午前 II 試験の合格基準

全部で25問出題され1問につき各4点の配点による100点満点の素点方式配点で採点され、60点を超えることが合格基準となります。

最近の午前 II 試験の傾向

データベース分野が約7割,データベース以外の分野が約3割出題されました。この傾向は直近3 期分継続しています。また,午前Ⅱ問題の小分類(データベース以外の分野は中分類)と難易度,新傾向は,データベース分野では13 問がやや難でしたが,新傾向の2 問,未出題(新傾向を除く)の4 問を除けば,いずれも既出・類似問題であり,過去問題を解いておけば,十分に対応可能と言えます。
データベース以外の分野については,普段から「セキュリティ」や「システム開発技術」などの新しい用語の理解を深めておき,さらに,過去問題を一通り解いておけば対応可能ではないかと思われます。

午後 I , II 試験

受験者の能力が当該試験区分における期待する技術水準に達しているかどうかを、技能を問うことによって評価する。

午後 I , II 出題範囲

1. データベースシステムの企画・要件定義・開発に関すること
データベースシステムの計画,要件定義,概念データモデルの作成,コード設計,物理データベースの設計・構築,データ操作の設計,アクセス性能見積り,セキュリティ設計 など
2. データベースシステムの運用・保守に関すること
データベースの運用・保守,データ資源管理,パフォーマンス管理,キャパシティ管理,再編成,再構成,バックアップ,リカバリ,データ移行,セキュリティ管理 など
3. データベース技術に関すること
リポジトリ,関係モデル,関係代数,正規化,データベース管理システム,SQL,排他制御,データウェアハウス,その他の新技術動向 など

午後 I , II 試験の合格基準

問番号によって配点が割り振られていて各配点に応じた100点満点の素点方式配点で採点され、60点を超えるとことが合格基準となります。

午後I試験

問1~3(解答数2問)配点各50点

午後II試験

問1,2(解答数1問)配点100点

最近の午後 I , II 試験の傾向・難易度

前回の午後Ⅰ記述式は,問1 がデータベース設計,問2 がデータベースでのトリガの実装,問3 が部品表の設計及び処理について出題されました。問1 のデータベース設計は24 年連続の出題です。平成29 年度春期まで4 年連続で設問にあった正規化理論は,今回も出題されませんでした。難易度はやや平易といえます。問2 は,トリガと排他制御がテーマですが,トリガは平成29 年度(午後Ⅱ問1),平成30 年度(午後Ⅰ問2)に続いて,排他制御は平成29 年度(午後Ⅰ問2)以来の出題です。トリガについての知識が不十分だと少々難しかったかもしれませんので,難易度はやや難と言えるでしょう。問3 は,平成30 年度(午後Ⅰ問3)と同様,性能評価・調整の問題です。ユニーク索引の構成列名がやや難ですが,他の設問はそれほど難しくはありませんでした。

午後Ⅱ記述式(事例解析)は,問1 では,SQL 文に初出題の再帰的問合せやLAG 関数などが出題され,,設問3 の探索区分数・探索ページ数試算なども解くのに時間が掛かり,少々難しめの問題でした。問2 が製パン業務の業務改革に向けた分析及び設計について出題されました。業務内容が複雑であり,業務改革についての説明内容も必ずしも明確ではありませんので,難易度は前回よりもやや難といえるでしょう。

平成31年 データベーススペシャリスト試験の得点分布

データベーススペシャリスト試験の得点分布

午前Ⅰ試験免除の人も増えてきましたが,得点分布を分析してみると,今回午前Ⅰ試験の免除者は概算で6,791人(61.4%)おり,受験者の半数以上の人が午前Ⅱからの受験となっています。この午前Ⅰ試験で基準点60点以上取ることができた人は2,524人(受験者の59.0%)でした。
午前Ⅱで基準点以上の人は6,087人(受験者の67.1%)で,前回の78.6%よりかなり減少しました。少し難しい問題が多かったことが影響したと思われます。
午後Ⅰで基準点(60点)以上取れた人は63.0%で,前回の39.5%からかなり大きく上がっています。出題内容が最近の傾向と異なっていたことが理由になっている可能性があります。
午後Ⅱで基準点(60点)以上取れた人は42.5%で,こちらは前回の54.2%から減っています。

データベーススペシャリスト試験の統計情報

過去の応募者・受験者・合格者の情報を掲載しています。

年度 応募者 受験者 合格者 合格率
平成21年度 春期 18,538 人 11,887 人 1,912 人 16.1 %
平成22年度 春期 20,529 人 13,523 人 2,142 人 15.8 %
平成23年度 春期 20,207 人 12,689 人 2,304 人 18.2 %
平成24年度 春期 18,799 人 12,187 人 1,963 人 16.1 %
平成25年度 春期 17,489 人 11,342 人 1,845 人 16.3 %
平成26年度 春期 15,807 人 10,016 人 1,671 人 16.7 %
平成27年度 春期 15,355 人 10,049 人 1,767 人 17.6 %
平成28年度 春期 13,980 人 9,238 人 1,620 人 17.5 %
平成29年度 春期 17,706 人 11,775 人 1,709 人 14.5 %
平成30年度 春期 17,165 人 11,116 人 1,548 人 13.9 %
平成31年度 春期 16,831 人 11,066 人 1,591 人 14.4%

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データベーススペシャリスト試験取得のメリット

(1) 日経 xTECHのアンケート実施結果「役立つIT資格」で上位にランクイン

DX推進の圧力が増す中、高度なデータ分析のニーズが背景にあると言えるでしょう。
企業によっては比較的高い資格手当が用意されていることろもあるようです。
データベーススペシャリスト試験合格者の存在は、官公庁系システムの開発案件では入札条件となっている場合があります。
資格を取得しておけば転職活動も有利となるでしょう。

(2) 他の資格試験で一部免除が受けられます

  • 中小企業診断士試験
    第1次試験科目の一部が免除されます。
  • 弁理士試験
    論文式筆記試験選択科目(理工Ⅴ(情報))が免除されます。
  • 技術士試験
    第一次試験の専門科目(情報工学部門)が免除されます。
  • ITコーディネータ(ITC)試験
    ITC試験の一部が免除される専門スキル特別認定試験を受験できます。 また、資格更新時のポイントとなります。

合格に必要な知識と応用力

午前Ⅰ の試験対策

出題分野は,テクノロジ系(基礎理論,コンピュータシステム,技術要素,開発技術),マネジメント系(プロジェクトマネジメント,サービスマネジメント),ストラテジ系(システム戦略,経営戦略,企業と法務)の全分野にわたるので,幅広い分野に関する知識が要求されます。また,午前Ⅰで出題される30 問は,応用情報技術者試験で出題される問題の中から抽出されるようになっています。
出題される内容は,過去の応用情報や基本情報技術者試験で出題されたことがある基本的な問題が大半を占めます。

高度系試験で専門分野の力を発揮するのは午前Ⅱ試験からになりますが,試験対策としては,過去の応用情報技術者試験の午前問題を解き,余裕をもたせて7 割以上正解できるよう確実に実力を付けてください。
そのために,最近2 年間ぐらいの応用情報技術者試験で出題された問題を解いてみて,理解できていない内容を中心に学習することをお勧めします。

また,AI,IoT,ビッグデータ関連は新しい用語がこれからも出てくると思わ れるので,日頃からIT 関連の話題には注目し,内容把握しておきましょう。

午前Ⅱ の試験対策

データベース分野は,正規化理論,SQL,排他制御,障害回復,2 相コミットメント制御,分散データベース,ビッグデータ,DBMS の実装技術(B 木,入れ子ループ法,インデックス)などを中心に,データベース以外の分野では,共通キャリアスキルフレームワークのコンピュータ構成要素,システム構成要素,セキュリティ,システム開発技術,ソフトウェア開発管理技術について,弊社刊行の参考書や問題集などで演習問題を数多く解いておくようにしてください。
また,新しい用語については,周辺の用語も含めて理解を深めておくとよいでしょう。

午後Ⅰ の試験対策

午後Ⅰを克服するためには,データモデル作成,正規化理論,データベース設計(テーブル設計),SQL,データベースの保守・運用及び性能評価・調整などの専門知識を身に付けた上で,過去問題などの演習問題によって知識を応用可能なレベルにまで深めておく必要があります。

午後Ⅱ の試験対策

午後Ⅱは,「実際の業務の中で活用した経験,実務能力」について出題されます。実際にデータベースの設計や運用に携わっている人であれば対応可能ですが,そうでない人は概念データモデル系の問題を中心に,数多く問題を解いておくとよいでしょう。

学習前の準備と学習計画の立て方

学習前の準備

学習を開始するにあたっては、出題範囲、出題数を理解して、実際に試験問題を見ながら、どれくらいの学習をする必要があるかをまず自覚することが大切です。
その上で、本試験日までにかけられる学習期間と1日の学習時間を考えて、学習計画を立てる必要があります。

学習計画の立て方

初めて受験される方

まず午前試験対策として知識を増やしていくことを優先させることをお勧めします。ひととおり午前試験範囲の学習が終わったら、午後の問題演習を行い、学習した知識が活用できるか確かめてください。午後問題の演習をしながら、午前知識の復習を並行して行うのがポイントです。

受験したことがある方

自分の苦手分野がどこか、知らない知識がどれくらいあるかを過去の本試験や模擬試験で確認してください。そのうえで学習する必要がある内容を絞って学習計画を立ててください。

本試験までの学習計画

6月学習開始で10月受験を想定した学習期間4か月半の例

6月~7月下旬 午前試験対策
※午前試験対策の書籍がオススメ
7月下旬~9月下旬 午後試験対策
※午後試験対策の書籍やセミナー合格ゼミがオススメ
9月中旬 模擬試験を受験
※自身の実力をチェック
9月中旬~10月中旬 午前の復習と午後の苦手分野を問題演習で克服
10月中旬 受験後はアイテックの採点サービス解答速報をチェック

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効果的な学習方法~試験当日の心得

午前Ⅰ・午前Ⅱ・午後Ⅰ・午後Ⅱ 効果的な学習方法

午前Ⅰ

日ごろから情報処理技術全般に関する知識を修得するとともに,関連する過去問題を多く解いておくようにしましょう。
午前Ⅰの出題分野の全分野に対し時間を費やしていくことは,あまりお勧めできません。例えば,論理回路の問題などは,考え方を理解するのに少し時間がかかります。こうした問題に時間をかけても意味がありません。捨てる分野の問題を決めながら,効率的に学習していくようにしましょう。

午前Ⅱ

新傾向や未出題の問題は数が少ないので,過去問題などでしっかりと基礎固めをしておきましょう。過去に難問だった問題は繰り返し出題される傾向にあります。

午後Ⅰ

データモデル作成は,演習問題を通して,業務内容に応じた適切なサブタイプの識別・リレーションシップの設定ができるようにしておいてください。テーブル設計は,出題のパターンを知るために数多くの事例に当たるとよいでしょう。正規化理論は,テーブル設計の基本ですので,十分に理解しておいてください。
データベースの保守・運用及び性能評価・調整の問題は,平成22 年度以降連続で出題されています。保守・運用は,排他制御,アイソレーションレベル,バックアップとリカバリ,性能評価・調整は,インデックスの利用と選定,データの物理的配置(パーティション化),問合せの最適設計,アクセス時間見積りなどについて,演習問題を通して理解を深めておくとよいでしょう。
SQL は,保守・運用,性能評価・調整の問題などの一部として出題されており,ロール,参照制約,トリガ,外結合やEXISTS 述語,再帰的問合せ,WITH 句(共通テーブル式),ウィンドウ関数(LAG関数等)などを一通り押さえておくとよいでしょう。

午後Ⅱ

午後Ⅱ問題は,過去問題集や公開模擬試験などの問題を解くことで,実務経験の不足を補い,問題に対する解決能力,応用能力を磨くことができます。
また,業務やチューニング関連の予備知識を得るために,販売・流通システムや在庫管理などの単行本・参考書,チューニングやデータ管理者向けの専門書を一読しておくことをお勧めします。

データベーススペシャリスト試験に合格するためには

データベーススペシャリストとしての業務知識,解決能力,応用能力は一朝一夕には身に付きません。広範なデータベース専門分野の知識を身に付け,実務に生かし,自分の知識ベースを高めていく努力が必要です。その努力がデータベーススペシャリスト試験合格への道につながります。

試験当日の心得

  • 試験日当日は頭をフル回転させます。前日の夜ふかしは禁物です。早めに就寝し、よく眠るようにしましょう。冴えない頭では学習した成果が出ません(遊びは、試験が終わってからの楽しみに)。
  • 当日の天候や会場の環境によって、暑さ寒さが分かれます。上着を脱げるようにして暑さ対策できる服装で受験するとよいでしょう。
  • 試験当日の昼寝は注意し、眠る場合も浅めにしましょう。深く眠ると午後試験で頭が働かず、応用力が発揮できない恐れがあります。

午後の試験は落ち着いて

午後の試験では過去問と同じ問題は出題されません。受験者はみな初めて見る問題です。焦る必要はありません。

三つの“あ”(あわてず・あせらず・あきらめず)の気持ちで、落ち着いて解答するよう自分に言い聞かせてください。

合格体験記

アイテックの学習教材を活用して見事合格された皆さまからの学習方法とは

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